セラミック治療
金属を使わない
体にやさしい治療法
セラミックは、生体親和性が高く、陶器と同じ性質の歯科素材を使用しているため、色合いの再現性がとても高いことが特長です。金属を使用しないのでアレルギーの心配もなく、身体に優しいナチュラルな治療法です。
こんな方におすすめです
金属のつめ物を白くしたい
金属アレルギーが心配
むし歯の再発を予防したい
いろいろな不調を引き起こす
歯科金属素材のリスク
掌蹠膿疱症
手のひらや足の裏に膿が溜まった発疹ができる病気です。歯科金属との関係があると言われています。
皮ふ炎
色々な場所にかゆみが生じ、皮ふ炎やアトピーなどの一因となる可能性があります。
口内炎・舌炎
口内炎が頻繁にできやすくなったり、舌炎などの症状が出ることがあります。
歯科治療で使用される
金属の危険性
歯科金属には、水銀、スズ、ニッケル、パラジウムなどの人体に害を及ぼす可能性がある素材が長い間使用されてきました。有害金属が体内に取り込まれ続けると活性酸素が発生し、体の抗酸化力を低下させるリスクが高まります。抗酸化力が衰えると、がんのリスクや老化が早まる可能性があると考えられています。金属アレルギーがある方はセラミックに変更するなど、メタルフリー治療が効果的です。
奥歯の金属を全て
セラミックに置き換えた例
BEFORE
AFTER
アマルガムをご存知ですか?
アマルガムとは歯科用水銀アマルガムの略称で、日本でも1990年頃まで保険適用の銀歯として一般的に使用され、特に中高年齢の方の口の中によく見受けられます。水銀、スズ、銅と少量の亜鉛でできており、水銀の割合は4~5割ととても高く、人体への影響が危惧されている歯科素材の1つです。
セラミック治療のメリット
1.自然の歯に近い色が再現できる
セラミックは陶器と同じ素材のため、表現できる色幅が豊富で患者様の歯に合わせた色の再現が可能です。
2. 金属不使用
セラミックは金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がなく、金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使いいただくことができます。
3.汚れがつきにくい
セラミックの表面には艶があり、凹凸が少ないことから汚れがつきにくいという特長があります。
4. むし歯が再発しにくい
セラミックは接合性が高いため、細菌や汚れが補綴物のすき間から下に入り込むリスクが少なく、むし歯の再発予防に効果的です。
5. しみにくい
セラミックは断熱性が高く、食べ物の温度による刺激を受けにくい素材です。
セラミック治療のデメリット
1.保険が適用されない
特定の条件以外は保険が適用されないため費用が自己負担となります。
2. 耐久力に幅がある
使用するセラミックや、使用する歯によっては割れやすかったり、欠けたりすることがあります。
3.健康な歯を削る場合がある
歯並びを揃えたり、見た目の改善をする場合に健康な歯を削る場合があります。
修復物のタイプ
つめ物(インレー)
むし歯治療で削った部分にセラミック製の補綴物をはめ込み部分的に使用します。
かぶせ物(クラウン)
重度のむし歯治療で歯冠を喪失した場合、かぶせ物を作成して修復します。土台を立てる場合もあります。
セラミック素材の種類
ジルコニア
(人工ダイヤモンド)
人工関節に使用されるほど生体親和性と耐久度が高く、断熱性にも優れている。
インレー
66,000円(税込)
クラウン
99,000円(税込)
エイジングケア
加齢を医学する
エイジング医療
これまでの医学はマイナスを0に戻す「治療を目的とした医療」がメインでした。当院が目指すアンチエイジング(抗加齢)医療は健康な人をさらに健康に導くためのいわば「たし算の医療」です。
生活環境によって乱れた全身のバランスを取り戻し、積極的に病気を予防し、健康で長生きするための予防医学として、アンチエイジング医療に取り組んでいます。
咀嚼とだ液がもたらす
6つのメリット
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だ液にはアミラーゼやカタラーゼ、ペルオキシダーゼ、ラクトフェリンなど、私たちの味方になってくれる酵素や糖タンパク質が豊富に含まれています。しっかりと咀嚼することでだ液の分泌が増え、脳が刺激されることで老化の予防にもつながります。多くのメリットをもたらすだ液を体内に取り込むためにも、お口からお食事を摂ることはとても大切です。
だ液から生まれる
エイジング効果
1がん予防
だ液に含まれるペルオキシダーゼという酵素が、食品中などに含まれる発がん性物質の効果をを抑制してくれます。
2消化機能UP
だ液に含まれるアミラーゼ、マルターゼといわれる消化酵素が、でんぷん質をぶどう糖へと分解してくれます。
3むし歯・歯周病予防
だ液に含まれるラクトフェリンとラクトパーオキシダーゼといわれる糖タンパク質には抗菌作用、抗炎症作用、抗バイオフィルム作用などがあり、お口の中をきれいにしてむし歯や歯周病を予防してくれます。
咀嚼から生まれる
エイジング効果
4認知症予防
良く噛むことで咀嚼筋が伸縮し、大脳皮質の血流量が大きく増加し、前頭前野が刺激をうけて認知症予防につながることが分かっています。ウォーキングと同様の効果があります。
5若返り
良く噛むことでだ液腺を刺激し、パロチンという若返りホルモンが分泌されます。パロチンは耳下腺からのだ液に含まれているため、奥歯でしっかりと噛むことをおすすめします。
6老化予防
咀嚼から得る情報で神経伝達が活発に起き、脳の活性化につながります。脳が活性化することによって五感が刺激を受け、集中力があがったり、ストレスが軽減される効果があります。
老化の6大因子
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100歳を超える高齢者の機能的・形態学的な研究を行い、病的な臓器とそうでない臓器を比較した結果、病的な要素がない臓器の方が老化の進行が緩やかであることが分かりました。この結果から体に加わるアンバランスな状態が、老化をより一層加速させることが明らかとなりました。
エイジングケアが
目指すものとは
アンバランスで病的な老化を積極的に予防し、治療することが抗加齢医学の目標です。主な老化の原因として考えられる「フリーラジカル(酸化ストレス)」・「ホルモンレベルの低下」・「免疫力の低下」・「遺伝子の異変」・「細胞機能の低下」などに対し、サプリメントの摂取を含めた栄養指導、運動や生活習慣指導、ストレスケアを行っていきます。
社会における
エイジングケアの役割
2025年問題をご存知ですか?
2025年は、「団塊の世代」と呼ばれる第一次ベビーブームに生まれた人々が75歳に達する年で、後期高齢者が急増することで、医療費や介護費用などの社会保障費が大きく膨らむことが懸念されています。
後期高齢者の増加は2024年にピークに達するとみられており、減少の一途を辿る若者や現役世代が多くの高齢者を支えていく必要性が生じ、国民の負担が大きくなることが問題視されています。
「かもしれない」
で社会を明るく照らす、
それがエイジングケアです。
少子高齢化で公的医療保険負担が問題となるのであれば、国民が健康な生活を心がけ、医療機関のお世話になる機会を減らすことでプラスに解決できるのではと考えます。
総務省が発表した2022年の65歳~69歳の就業率は初めて50%を超えました。アンチエイジング医療でもし健康な75歳以上の方が増えれば、高齢者が納税者として活躍する明るい未来が見られるかもしれない。この「かもしれない」に取り組むことが「アンチエイジング医学」です。
※2022年総務省調査65歳~69歳の就業率
アンチエイジングの医療の臨床
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医学的見地から老化による
体の変化をモニタリングします
アンチエイジング医療は全身の予防医療です。歯や口だけではなく、多岐にわたる分野で検査を行い、加齢による体の変化を医学的にモニタリングしながら、患者様のベネフィットを第一に考え、目的に合わせた生活改善指導や治療を行っていきます。
診療の主な流れ
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活性酸素自動分析装置
・除去装置
酸化ストレスと抗酸化力が測定できます
体内の酸化ストレス度と抗酸化力の測定を行い、エイジングケアをより効果的に行うために活用しています。活性酸素やフリーラジカルの研究が進み、活性酸素やフリーラジカルが増大すると老化の促進やがんなどの病気につながることが分かってきました。
フリーラジカル
自動分析装置FRAS4
当院では短時間で測定可能な活性酵素・フリーラジカル自動分析装置FRAS4を導入しています。少量の血液を基に20分程度で結果が出ます。
測定できる項目
体内の酸化ストレス度
活性酸素から受けているダメージの数値。体の錆び具合。
抗酸化力
活性酸素に抵抗する力、体が錆びにくくなります。
活性酸素やフリーラジカルを
コントロールするために
抗酸化物質を
積極的に取り入れましょう。
規則正しい生活を心がけましょう。
エアナジー
吸うサプリメント・エアナジー
抗酸化作用を減らし、体内のバランスを整えることで、アンチエイジング効果が期待できます。ドイツでは医療機器としての認可を受けていて、多くの医療機関で治療に活用されています。
価格:1回(15分)
660円(税込)
※初回のみチューブ代1,100円(税込)がかかります。
陥っていませんか?
活性酸素による負のループ
活性酸素が増加し体が錆びることで、老化の加速や、がんの発症リスクの上昇が明らかになっています。一度病気にかかってしまうと、痛み、医療費、ストレスなど病気以外にも大きな負担がかかり、また薬による副作用などから、再び活性酸素が過剰に発生してしまう負のループが生じてしまいます。
エアナジーのうれしい効果
活性酸素の抑制が
期待できます
シミ・シワや病気、ストレスなど老化を加速したり身体のバランスを崩す活性酸素を減少させます。
コレステロールの
バランスを整えます
善玉コレステロールを増やして、悪玉コレステロールの発生を抑制します。
エネルギーの代謝に
働きかけます
基礎代謝能力を向上させることによって脂肪が燃焼しやすい体質になります。
酸素活用能力を
サポートします
肺活量の増加や体内の酸素活用効率向上を助けます。
リフレッシュ効果があります
二酸化炭素と乳酸が減ることで、疲れを癒して体全体のリフレッシュ効果が期待できます。
検査測定器
(ボディチェッカー)
身体の不調を感じられた時に
検査測定器ボディチェッカーはクラスⅠの一般医療機器です。左手指先で血管年齢・ストレス・自律神経の均衡などを同時に測定します。指先から発生する微細な生体信号で「心拍間変異度(HRV)」と「加速度脈波(APG)」を測定し、ストレスの度合いや末梢血液循環状態(血管年齢など)を測定することができます。
測定できる項目
ストレスに関係するもの
疲労、頭痛、不眠、筋肉痛、腰痛、神経過敏イライラ、喫煙、過食、不安、うつ症状など
血液循環障害からくるもの
手足のしびれ、手足の冷え性、めまい、筋肉や皮ふの麻痺感など
ボディチェッカーの主な検査項目
- 自律神経均衡度
- 精神的ストレス
- 血管年齢 など
- 肉体的ストレス
- 末梢血液循環
- 血管年齢 など