事前の説明と患者様の
ご納得を重視した診療
当院は、治療を通して一人でも多くの患者様に笑顔になっていただくことを目標としています。そのためにはまず、皆様がどのようなお悩みを抱えて来院されたのかをしっかり把握する必要があります。
時間をかけてお一人おひとりを丁寧にカウンセリングし、そのうえでご希望や生活スタイル、お口の状態に合わせて複数の治療内容をご提案。患者様のお気持ちに寄り添った診療に心を尽くしておりますので、日頃感じているお悩みやこれからの治療に関する要望など、ぜひなんでもお話しください。
当院では保険診療も自由診療も含め、可能な限りの内容を提示したうえでそれぞれのメリット・デメリットをお伝えしています。複数の選択肢をじっくり吟味していただいたうえで、納得できる内容をご選択ください。
痛みの少ない治療
当院は患者様にリラックスして診療を受けていただくことを念願に診療を行っております。歯科治療に対して恐怖心をお持ちの方やお子様、高齢の方にも、痛みや怖さの少ない「安心の治療」を提供できるよう数々の工夫をしておりますので、きっとあなたもストレス・フリーな治療を体感していただけることかと思います。
痛みに配慮した治療を行います
当院では、できる限り治療時の痛みを軽減する取り組みをしております。
歯科治療に対して抱いている「痛い」「怖い」といったイメージから、治療を避けていたり歯科医院から足が遠のいていたりする方も少なくないと思います。そういったネガティブな印象をお持ちの患者様にも、受診していただきやすい歯科医院づくりに力を注いでいます。
POINT!
当院の治療の特長
麻酔は痛くない?
当院では歯ぐきに表面麻酔を塗布することで注射の痛みを抑えたり、電動注射器を使用して刺激の少ない速度で麻酔液を注入したりして痛み・不快感を軽減しています。また、麻酔液は事前に人肌(37℃)に温めることにより、注入時の痛みの軽減につながります。「麻酔はどうも苦手」という患者様の不安をできるだけ取り除いた診療を行っていきます。
◆ 電動注射器オーラスター
細い注射針を使用した電動の麻酔注射器を用いることで、刺したときの痛みが非常に抑えられます。また、機械の圧力でゆっくりと麻酔液を注入するため、痛みを感じにくい麻酔が叶います。
歯を削るドリルのキーンという音、どうにかならない?
歯を削る際、従来のドリルに代わって、歯科用レーザーによる削合を行います。ドリルの欠点である、見た目の恐怖心、高圧的な音や振動もなく、無麻酔で削ることができます。
◆ 半導体レーザー
半導体レーザーはさまざまな治療に使用することが可能です。
・歯周病
・口内炎
・お口の中の外科処置
・根管治療
・ホワイトニング など
◆ エルビウム,Cr:YSGGレーザー
熱発生も少なく組織深部への影響が少ない神経系にも優しいレーザーです。その安心の性能は世界中で信頼されています。メスを使わずに歯周病の治療が可能で、治療後の治癒促進効果もあります。
はこちら 〉
スタッフ一丸となり痛みの軽減に努め、
少しでも快く過ごしていただけるよう
取り組んでおります。
痛みに敏感な方や、
少しでも不安な気持ちの方は、
診療前に遠慮なくご相談ください。
ドックスベストセメント治療
ドックスベストセメントは半永久的に薬効が続く歯科用セメントです。むし歯治療で感染歯質をすべて除去すると露髄する場合に、感染歯質を残しドックスベストセメントを置くことにより歯質内の病巣を無菌化し、軟化象牙質を硬化させることが可能になります。
すべてのむし歯に対応できる治療ではありませんが、当院では歯髄まで達したむし歯も歯を削ることなく治療でき、歯髄を残せる可能性があるドックスベストセメントを採用し、歯の寿命を可能な限り長く保つことにつなげております。
ドックスベストセメント治療
のしくみ
STEP1
歯の神経の近くまで達した大きなむし歯があります。
通常の治療方法では、むし歯を取るには歯の神経も取らなければなりません。
STEP2
まずはむし歯をある程度取り除きます。歯の神経から2mmまでのむし歯は意図的に残します。
STEP3
残したむし歯をドックスベストセメントで覆います。
むし歯菌は無菌化され、むし歯が進行することはなくなります。
1~2年でむし歯は硬くなり、自然治癒します。
STEP4
銀歯やセラミックなどのつめ物をして治療は終了です。
ドックスベストセメント治療の
メリット
- 治療の痛みが少ない
- 歯の神経(歯髄)を残すことができる
- 歯を健康に長持ちさせることができる
- 歯を削る量を抑えられる
- 比較的治療費が安く、治療回数が少ない
従来の治療法との比較
従来の むし歯治療 |
ドックス ベストセメント |
|
---|---|---|
治療回数 | 5回前後 | 2~3回 |
治療費 | かかる | 比較的安価 |
治療中・ 後の痛み |
生じやすい | 生じにくい |
歯の神経 | 除去の 必要がある |
残すことが できる |
むし歯箇所 | すべて除去 | 残す |
金属アレルギー
金属アレルギーの方の歯科治療には安全性の高いセラミック、そしてチタン素材が適しています。 一般的に部分入れ歯やブリッジは金属を使用せざるを得ないのですが、当院ではファイバーやジルコニアを使用したブリッジやプラスチックのツメを使用した部分入れ歯もご用意しております。 また失われた歯を回復する場合には、安全性の高いチタン素材のインプラント(人工歯根)とセラミックの人工歯冠を推奨しております。
当院はメタルフリー治療に
力を入れています
金属素材の溶け出しによる歯ぐきの黒ずみを防ぐ目的、そして全身の健康に少しでも寄与したいという考えから、当院ではセラミックやジルコニアなどのメタルフリー素材を使用した治療をおすすめしています。金属アレルギーの問題も含めてしっかりとその良さをお伝えし、最終的には患者様ご自身で選択していただきます。
歯科治療において、患者様の体質に合わせた
素材選択は大変重要です。
機能性と審美性、そして安全性の高い
メタルフリー素材を一度ご検討ください。
金属製の補綴物を
メタルフリー素材に
アレルギーを引き起こす金属のかぶせ物やつめ物を、当院でセラミック素材に付け替えた症例をご紹介します。
治療例
主訴
銀歯を白い歯に変えたい
金額
1本99,000円(税込)
治療期間
1ヶ月
治療内容
金属色の奥歯をすべてセラミック(部分インレー・冠・ブリッジ)に置き換えた症例
◆ 上顎
BEFORE
→
AFTER
先生の
所見
向かって右側奥歯3本の金属ブリッジをセラミック冠ブリッジに、左側奥歯3本の金属インレーと冠をセラミック冠に、その手前の4番目の歯をセラミックインレーに入れ替えました。
◆ 下顎
BEFORE
→
AFTER
先生の
所見
向かって右側奥から2番目の金属冠をセラミック冠に、3番目のむし歯をセラミックインレーに、そして左側奥からの金属冠3本ブリッジと金属インレー4本のセラミック冠ブリッジに入れ替えました。
当院の理事長は日本メタルフリー
歯科学会認定医です
当院の理事長、松丸和郎は日本メタルフリー歯科学会認定医です。金属アレルギーを熟知し、常に新しい知識と技術で金属素材を使用しないメタルフリー治療を行っています。不明点や疑問点がございましたらお気軽にご相談ください。
そもそも金属アレルギーとは?
通常、金属そのものは身体に対して無害なものです。しかし汗やだ液によってイオン化した金属が体内に取り込まれるとタンパク質と結合。その物質を生体が異常なものと認識することでアレルギー性を持つようになります。すると再び同じ金属が体内に入りタンパク質と結合した際に、皮膚や粘膜を破壊してしまいます。これが金属アレルギーのメカニズムといわれています。
金属アレルギーの原因
実は口腔内の金属による金属アレルギーの発症比率は多くはないといわれています。ですが歯科用金属の場合には慢性的な症状が続いたり、明確な症状が出ないために金属の体内蓄積が進んで状態が悪化する危険性があります。
一般的にアマルガム(水銀)や保険の銀歯(ニッケル、コバルト、パラジウム)はアレルギーを引き起こしやすいのですが、金合金であっても完全に回避できるわけではありません。また、重度の歯周病や口内炎などでお口の中の炎症状態が続いているような環境などでは、金属がイオン化しやすいという報告もあります。
金属アレルギーが疑われる場合には、まずご自分のお口の中に金属が入っているかを確認し、その金属の種類を知っておくことが大切です。わからない場合は歯科医院で調べてもらい、また今後歯科治療で金属を入れる可能性がある場合はその金属の種類がどのようなものかも聞いておくことが大切です。
現在、最も安全性の高い素材はセラミックであり、純チタンやチタンと金の合金も金属アレルギーの危険性はないと考えられています。またインプラントは純チタンのため安定していますが、特にイオンクリーニングしたインプラントは安全だといえるでしょう。
銀のつめ物
パラジウム(保険)のかぶせ物
金属アレルギーの症状
(遅延型アレルギー反応)
- 手足のかぶれ、シミ・シワ
- 肌荒れ
- 老化
- 痛み(ガルバニ電流)
- 肩こり
- ひざの痛み
- 頭痛
- 神経症状(水銀毒、重金属毒)
- 憂鬱
- 立ちくらみ
- 不定愁訴
- 自律神経失調
- 物忘れ
- アトピー
- 発癌
金属アレルギーの治療
金属アレルギーの治療は、原因となっている金属の特定を行い、その原因金属を除去することが軸になります。
治療の第一ステップはアレルゲンとなっている金属を皮膚に接触させないようにすることです。次に第二ステップとして、歯のかぶせ物やつめ物を安全性の高いものに取り替える作業を行います。これをノンメタル治療と呼びます。安全性の高いチタン製、あるいは金や白金の含有量の高いものが適しています。
皮膚の症状に比べて歯の補綴物によるアレルギーは、気づきにくいうえに健康障害を起こす危険性が高いと考えられています。口腔内に多数のかぶせ物やつめ物が入っている場合は原因(アレルゲン)の特定が困難な場合が多く、そのような場合には基本的に溶出度(イオン化傾向)の高い順に取り除きながら様子を見ていきます。溶出度の高い金属とは、アマルガム、銀合金、ニッケル合金、金銀パラジウム合金などです。特に噛み合っている上下の歯冠の金属の種類が異なる場合には磨耗や接触によるガルバニ電流の危険性が高くなるため注意が必要です。